ニキビの原因となる菌!
ニキビの原因となる菌は、アクニ菌ですが、それ以外にもマラセチア菌があります。
アクニ菌は、主に顔に分泌していて、皮脂が過剰に分泌して毛穴に詰まったときに皮脂を餌にして活動してニキビを引き起こす菌です。一般的なニキビの菌として知られています。
マラセチア菌は、常在菌の一つで、誰にでも存在している菌で、アクニ菌と同様に、皮脂を餌にして空気と接触しないところで繁殖します。なので、毛穴に皮脂が詰まったとろこは、マラセチア菌の増えやすいのです。
マラセチア菌は、首、胸、背中、二の腕、お腹など、顔から下の部分に多く存在していて、アクニ菌とは違ったニキビのでき方をすることが特徴です。そのマラセチア菌によってできたニキビをマラセチア毛包炎といいます。
マラセチア菌により引き起こされるニキビ!
マラセチア菌によって引き起こされるニキビのマラセチア毛包炎の特徴は、背中、胸、肩、二の腕、首などに発症しやすく、痛みが伴わないニキビなんですよ。
自覚症状がないために、進行しやすいニキビで、アクニ菌に効果のあったニキビ薬が効きにくいのです。
医師でも間違えることあり!
マラセチア毛包炎は、一見普通のニキビです。ですが、一気に20-30個など、まとめて出ることが多く、なかなか治りにくいニキビだと感じる場合には、医師へ診断をゆだねましょう。
でも、医師でもマラセチア毛包炎を取り扱った経験が少ない方だと、通常のニキビの診断をして、ニキビ薬を処方される場合もあります。その場合は、ニキビ薬を使っても全く効果がありません。
ですので、どうしても治りにくいニキビを皮膚科で見てもらうなら、ニキビの専門医がいるところを受診するようにしましょう。
背中ニキビの対処方法!
マラセチア毛包炎だからと言って、毛穴に皮脂が詰まったところでできたニキビです。その対処方法も、アクニ菌によるニキビと同様です。
対処方法として、皮脂が過剰分泌しないように、生活習慣を改めることが大切なことです。ストレスを解消し、睡眠時間を確保して、運動により代謝を上げる、さらに、暴飲暴食をしないなど注意しましょう。
また、背中は常に清潔に保ち、汗をかいた場合にはきれいにふき取って肌着を変えたりする必要がありますよ。
そして、背中ニキビ対処でカギを握るのが、保湿を十分に行って、潤いを与え続けることです。
背中は、体の他の部分に加え皮脂腺が多く分布している場所で、角質層が厚くなっています。通常の化粧水ではマラセチア菌があるところまで到達することができません。
背中にしっかりと潤いを与えることができて、抗菌作用を持つ成分が入っている背中ニキビ専用の化粧品を使い続けることで、ニキビの発生を抑えて、背中ニキビが治ることにつながります。
まとめ
背中ニキビの発生原因のなるのはマラセチア菌です。顔のニキビとは違うのは、10とか20個のニキビが同時にできてしまい、治りにくいことです。
そのため、専門医への受信をすることもおすすめです。
また、背中ニキビ専用の化粧品が出ているので、正しい化粧品を使ってニキビの発生を抑えて、ターンオーバーを繰り返してきれいに治していくこともできます。
背中の角質層は、他の部分の角質層に比べ分厚く、保湿を保ちにくい場所です。なので、お肌を清潔に保って保湿をしっかり行うことが大切です。
背中ニキビは、治りにくいニキビですが、毛穴に皮脂が詰まってニキビになっていることには変わりありません。マラセチア菌も常在菌の一つなので、お肌から、なくなることはありません。きれいに保つために、正しく背中ニキビを治す方法を実践することが大切なことですよ。